山梨県の林業は過渡期です。

大手合板メーカー(キーテック)が身延町に新設工場

 東京に本社がある木材加工会社大手の(株)キーテックが身延町内に大型の合板工場を整備します。
 山梨県は、杉やアカマツ、カラマツなどの資源が豊富で、中部横断道開通により輸送面も整備され、より価値の高い木材雄製品へと加工されます。また、新たな雇用の創出と周辺産業への波及効果も期待されます。

 

 身延町下山に整備される合板製造工場は、74,090m2の敷地面積で、合板製造工場として平成31年度に稼働する計画です。


 

キーテック木更津工場のようす

 

 

 (株)キーテックは、合板とLVL(繊維を縦に貼り合わせた合板)を製造しています。身延工場の製品製造計画では、原木消費量120,000m3/年、製品製造量68,000m3/年としています。


 

 県内の林業・木材産業を取り巻く情勢に大きな変化が現れています。このような情勢の変化を、本県の林業・木材産業の成長産業化の好機です。

 

 峡南地域から出荷される県産材。

 

平成30年4月

 


 

画像提供

  • 山梨県森林環境部

新国立競技場の大屋根に県産材が使われます。

 東京オリンピック・パラリンピックの会場となる新国立競技場の大屋根に本県産のカラマツ材が、選手村内にヒノキ材が使われます。
 県産材のブランド化、FSC認証材の供給体制整備など本県の木材産業再生のための切っ掛けとして期待されます。

 

 

 恩賜林御下賜107周年記念式典(平成30年3月11日)会場に設置された新国立競技場における県産材利用の状況を紹介する特設ブース。

 

 外殻には、47都道府県の木材が使われます。

 

 新国立競技場大屋根の梁の柱に、本県産の堅いカラマツ材をLVL合板(繊維を縦に貼り合わせた合板)として使用されるとの情報です。

 

 

 県産材が活用され、山梨県の林業・木材産業の成長産業化への第1歩として期待されます。

 

平成30年4月


 

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山梨県森林環境部