新しい教育提供体制
ICT活用による学力向上への取り組み
AI、IoTなど、急速な情報化の進展により、世界が大きく変化する中、これからの社会を生きる子どもたちは、情報教育を通じて「社会を生き抜く力」を身につける事が求められます。
今後、アクティブラーニングの導入などで教育提供体制が変わろうという中、個々の学力に応じた学習や、自学自習力向上、先生と生徒・保護者がコミュニケーションを迅速に共有できるなど、ICTを活用した教育システムには大いに期待をしています。
ICTを活用した教育は、各地から学習意欲向上、学力向上に目を見張る成果が報告されています。
福島県新地町では、先進的な取り組みにより大きな成果があり報告されています。
クラウド型を導入する事で、コミュニティ内の関係も深まり、課題や問題点に対する取り組みにも素早く対応しています。
ルーブリック評価を導入する事で、学習意欲向上を導き出しました。
今後も、様々な事例が報告され熟成していくICTを活用した教育システムには、大きな期待を寄せています。
資料:山梨県教育委員会、福島県新地町教育委員会、平成30年7月
小・中・高連携外国語教育
今後、グローバル化が一層進展する社会が到来することを考えると、これからの社会を生きる子どもたちにとって、外国語教育の必要性はますます高まります。
新しい学習指導要領において、小学校5年、6年生で教科としての外国語を導入するほか。平成32年度から行う大学入学共通テストで、民間の資格・検定試験を導入する方針を示しています。
山梨県は、これまで、小学校、中学校、高等学校の系統的な外国語教育を行なって来ました。
山梨県英語フォーラム(平成28年11月)
小学校では、外国語に親しみ。
中学校では、より深く学ぶことで自分の考えや思いを伝える力を養う。
高等学校では、外国語で相手と交渉する力を身に付けていくこと。
具体的な成果として、英検取得など全国平均を上回る成果も現れています。
資料:山梨県教育委員会、平成30年7月
身延高校「地方創生☆政策アイディアコンテスト2017」でファイナル
アクティブラーニングとRESAS活用による研究発表で、身延高校が「地方創生☆政策アイディアコンテスト」でファイナルに残り「チームラボ賞」を受ける快挙です。
高校生が地域を思い夢を語る姿に素直に感動いたします。(資料:山梨県総合政策部、平成29年12月)
資料:山梨県総合政策部、平成30年7月
アクティブラーニングの導入
次期学習指導要領で、注目視されている「アクティブラーニング」は、能動的学習といわれ、主体的・対話的で深い学びとされています。
山梨県立市川高校では、平成28年から取り組んでいます。(資料:山梨県立市川高校、平成28年11月)
今後の活用形態として、グループワークを取り入れ、生徒に議論や意見交換、発表などを行わせて能動的に授業に参加し、「自ら学ぶ力」が養われるよう期待されます。
資料:山梨県教育委員会、平成30年7月
新設高校建設地から埋蔵文化財
「新町前遺跡」の発掘体験が行われます。
平成30年7月
遺跡の名称が「新町前遺跡」と命名されました
水田に残る足跡の痕跡や水田用水の跡も認められ、農耕文化に暮らす先人の想いに触れられます。
発掘調査のようす。高校生もまたとない機会に遭遇し見学をしています。
平成30年6月
新設高校の建設地から埋蔵文化財
新設高校建設地から平安時代と中世(13〜16世紀)の遺跡が発見されました。現在の地表面から約2mの深さで中世の土器などが、約2.4mの深さで平安時代の建物の跡などが発見されました。
当時の中国からの輸入品で、とても貴重だった青磁と呼ばれる磁器の破片も発見されています。
平成29年6月
単位制総合制高校新設
新設高校のコンセプト
○ 生徒、保護者、地域のニーズを取り入れ、子どもたちの夢や希望が叶う学校
○ 増穂商業、市川高校、峡南高校の伝統・特色を継承・進化させる
○ 学科の垣根を超えた学習を行う
増穂商業、市川高校、峡南高校を統合して新たに、単位制・総合制高校を設置する新設高校の基本計画案が地域説明会で示されました。
地域のシンボルとなる教育施設として峡南地域の歴史や伝統文化を踏まえ活力を生み、地域との連携も視野に入れた学校施設が求められています。
地域の街並みを意識し、町家をイメージしたコミュニティゲート。新設高校建設に向け解体される市川三郷町の町民会館など(平成30年3月撮影)
地域と学校をつなぐ象徴的で大きなコミュニティウインドウ。自然採光や自然通風など自然エネルギーを活用したパッシブデザインを採用した学習環境
アクティブラーニングなど新しい学習スタイルに対応するアカデミックスクエア(図書室)
新設高校は、平成32年(2020年)4月に開校する予定です。
資料:県教育委員会説明資料
平成30年3月